秋冬の玄関を彩る!季節を感じる玄関リフォームの考え方
磐田市・袋井市・掛川市・浜松市を中心に、住宅のリフォームや修理を行っている木楽家リフォームです。
秋から冬にかけては、お客様を家に招く機会が増える季節。「ちょっと寄ってく?」という来客や、年末年始のご挨拶、子どもやお孫さんの帰省など、玄関に人が集まりやすい時期でもあります。
そんな季節こそ見直したいのが「玄関まわり」。
玄関は家の第一印象を決める場所であると同時に、毎日あなた自身が最初と最後に通る場所です。
ところが実際には、「物が多くて片付かない」「寒くて無機質な印象になる」「ただの通路になってしまってもったいない」といった声がとても多い空間でもあります。
このコラムでは、お施主様から実際に聞こえてくるリアルな悩みをもとに、秋冬シーズンに取り入れやすい「玄関まわりリフォーム・しつらえのヒント」を3つの視点でまとめました。ポイントは、見た目を整えるだけでなく、「住んでからの満足度」を上げること。工務店としてどんな提案ができるのかも、合わせてお伝えします。
1|季節を感じる小物やディスプレイで「ただいま」が嬉しい玄関に
玄関は“とりあえず通るだけの場所”になりがちですが、ほんの少し演出するだけで、家へ入る瞬間の気分が変わります。
たとえば秋は、落ち着いた色味のドライフラワーや紅葉モチーフのスワッグ、かぼちゃや木の実など温かみのあるアイテムがよく合います。冬であれば、しめ縄・正月飾り・針葉樹の枝ものなど、季節の節目を感じさせる飾りが人気です。明るい色を置きすぎなくても、自然素材や素朴な質感のものを1~2点置くだけで“季節の気配”が玄関に生まれます。
お施主様からは「ちょっと気持ちに余裕ができた」「帰宅した時にほっとする」という声も多く、これは数字では表せない満足度の部分です。
リフォームでできることは「飾る場所」をつくること。
たとえば、
玄関の壁に浅いニッチ(くぼみ)を造作する
既存の下駄箱上に、照明付きのカウンター天板を新設する
乱雑になりやすい玄関まわりの印鑑・鍵・マスク・除菌スプレーなどを、1つのトレーにまとめて置ける棚を計画する
これらは大掛かりな工事ではありませんが、暮らしの印象を大きく変える“小さな玄関リフォーム”の代表例です。「どこに置くか決める」ことが、すっきり見える玄関への第一歩になります。
【POINT】
「季節を楽しめる“居場所としての玄関”をつくること」は、住んでからの満足度をとても高くします。
2|足元と空気感で“寒い玄関”から“心地よい玄関”へ
秋冬の玄関でよく聞くお悩みは「寒い」「冷たい」「暗い」。
これは、性能と演出の両方からアプローチできます。
まず、足元。
冬のタイルや土間はどうしても冷たく感じます。あたたかみのあるラグやマットを敷くと、体感温度が変わるだけでなく、視覚的にも「ようこそ」という雰囲気が生まれます。最近は土間でも使いやすい耐久性の高いマットや、汚れても洗いやすい素材のものも多く、暮らしに取り入れやすくなりました。
次に、空気。
玄関は家の中でも気温差が出やすい場所です。冷気がこもるとヒヤッとした印象になり、逆にニオイがこもるとこもった空気感になってしまいます。そこで効果的なのが、アロマディフューザーや天然アロマのサシェなどの「香りによる演出」と、やわらかな照明による「視覚的なあたたかさ」です。
リフォームの視点では、
玄関照明を“真上からの強い白い光”だけにしない
足元や壁づたいのライン照明、ほんのり明るい間接照明を追加する
コンセント位置を見直し、ディフューザーや小型ヒーターを安全に使えるようにする
といった工夫で、夜の帰宅時でも安心感のある玄関になります。
「暗い玄関が嫌だったけど、明かりを変えただけで気分まで変わった」というお声は非常に多いです。これはリビングのような“居室のリフォーム”と違って、少しの工事で満足度に直結しやすい領域です。
【POINT】
「五感に響く提案」は、来客にとっても「いいお家だな」という印象になりますし、家の方にとっても毎日帰るのが楽しみになる効果があります。
3|収納と動線を整えて“おもてなし玄関”にする
秋冬はモノが増える季節です。コート・マフラー・手袋・通勤カバン・子どものランドセル・習い事バッグ・雪や雨の日の長靴…すべてが玄関に集合します。結果、「片付けても片付けても散らかる」という悩みが生まれます。
多くのお施主様が後から口にするのは「最初から玄関にコート掛けをつけておけばよかった」「家族の荷物をリビングに持ち込まないようにしたい」という声です。
そこでおすすめなのが、
壁付けのフックやハンガーバーを玄関近くに設置
帰宅後すぐにコートを掛けられる“見せる収納”と、来客からは見えない“隠す収納”を分ける
可動棚つきの玄関収納(シューズクローク)を増設し、季節物のブーツ・子どもの部活バッグなどを置く居場所を固定する
こうした収納リフォームは、単に片付くだけでなく「片付けやすくなる」のがポイントです。
つまり、家族全員が自然に片付ける動線ができる=散らからない玄関になる、ということ。毎日見る玄関が整うと、ふだんの暮らしの気持ちよさもはっきり変わります。
【POINT】
「収納と動線を整えるリフォーム」は、見栄えだけでなく“日常のストレスを減らす”という意味で、住んでからの満足度がとても高い分野です。
まとめ:玄関は「家の顔」であり「暮らしのスタート地点」
玄関は、家族もお客様も必ず立ち止まる場所。
だからこそ、ほんの少し手を入れるだけで、住んでからの満足度が大きく変わります。
・季節のしつらえを楽しめる場所をつくる
・明るさ、香り、あたたかさで“寒い玄関”を“心地よい玄関”に変える
・収納と動線を整え、帰ってきてすぐすっきり片付く仕組みを用意する
これはすべて、リビングやキッチンのような大規模リフォームではなく、玄関という限られたスペースでも十分に実現できます。
木楽家リフォームは、磐田市・袋井市・掛川市・浜松市を中心に、住宅リフォームや玄関まわりの改善、収納計画、ちょっとした修理まで対応しています。「とりあえず玄関だけ見てほしい」「このスペースを活かしたい」というご相談も大歓迎です。
“家に帰るたびに、ちょっと嬉しい”。
そんな玄関づくり、お手伝いします。





